どうもどうも、工事部1号です。
少し寒くなってきたせいか、若干ですが関節が痛いと感じる今日この頃です。
新型インフルエンザのみならず、ノロウィルスにも流行の兆しがあるみたい
ですから、まったく油断出来ませんね。
感染してしまうと辛いのは自分ですから、しっかり予防しようと思います。
さてさて今回は最近2件ほど続いたので、配線障害についてお知らせさせて
いただきますね。
申告①)内線電話機が2台ほど使えない
→その後、更に4台使えない電話機が判明
申告②)全電話番号がかからない(FAX含む)
これについて、最初にNTTの内線電話機用の配線の取り方を少し補足説明
します。
配線方式は2通りあります。
一つは『スター配線(以後スター)』と呼ばれるもので、メーカーなどの配線は
殆どがこちらです。特徴としては、電話主装置より電話機の台数分の線が各電話機
に向けて伸びています。よって1台の電話機配線がショート等で不通になっても、他の
電話機に影響を及ぼすことはあまりありません。故障箇所の切り分けもし易いと
思います。
ちなみにGXだとSTELと表記されています
スター用ローゼット一般家庭でもこれが使われます
もう一つは『バス配線(以後バス)』と呼ばれ、これは各電話機の差込口(MJ
)を経由して数台を1本の線に乗せています。ネットワークに使うHUBと同じ方式で
すね。ということは、配線障害発生時に数台の電話機が同時に不通になる場合があ
ります。
逆にメリットとしては、いま現在電話機を使っている場所においては増設がしや
すいことです。例えば電話機を設置している環境で、棟がいくつかに跨っている場
合、建物間で予備で張ってある線には数に限りがあります。このどこかに増設やFAX
を置きたい・・・なんて時にはこちらだと便利です。今使っている線でそのまま
使えますからね。一つ注意が必要なのが電力の容量です。これを超えると、動作に
不良が起こりますのでお気を付けください。
ちなみにGXだとBTELと表記されています
バス用集合ローゼット:上はこの先にも電話機が有る場合、下は終端の場合
このことをふまえた上で、、、今回は2件とも後者『バス』です。
申告①は、全電話機周りを見て行くと机を動かすときに無理やり引っ張った為か
差込口がピン張りになっており、配線に負担がかかっていました。よって障害部分
を配線し直して復旧。使用できなかった電話機は全部で6台ありました。
申告②は、1台の電話機の電話コードをお客様が椅子の脚で踏んでいたためにショート
ヒューズが飛んでいました。。。
前述にもありましたが、コチラはFAX番号も代表電話番号の子番号で使っている為、
電話システムの不具合に伴いFAXも使用不可になっていたというわけです。対応としては
元々の配線は一切使わずに、全て新規配線に張替え復旧しました。事務所などの
部屋がいつの間にか変わっており、長い電話コードを床に這わしておられ、障害の
再発に繋がると考えた為です。
私たちは工事をするにあたって、お客様の環境に合った設計をすることを心掛けています。
配線でお悩みのある方、弊社設置ユーザー様、一元様関わらず、一度お問合せ下さい。
お客様のニーズに合ったご提案をさせていただきますよ。
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